筆界確認に関する表示登記の運用見直し｜浜松不動産売却相談センター | 浜松エリアの不動産売却についてご参考にしていただける内容を掲載中です

　隣地の所有者が不明な土地や共有者（相続人）が多数いる土地などについて、取引に必要な登記手続き（地積更正・分筆登記など）を円滑に行うことを可能とするため、申請人の負担の軽減を図りつつ、筆界認定の適正性を確保する制度が令和4年から開始されました。

　これまでの筆界確認には、隣地所有者の確認（押印）が必要であり、相続などで所有者が多数になる場合には 全員の確認が必要でした。

　制度の見直しにより、隣地所有者の押印は不要となり、相続人が多数いる場合は相続人のうち現に占有する者のみで足りるとされました。

　筆界確認の重要性は従来と変わりませんから、申請人の負担を軽減しつつ、登記官の必要な調査により筆界認定の適正性は十分確保する制度です。